結局、どの歯が一番大事?

みなさん、こんにちは。

新さっぽろライフ歯科です。

 

いよいよ札幌でも初雪が降りましたね。

本格的な冬がそこまでやってきています。

雪の降り始めは事故が多いので、特に運転をされる方は十分お気を付けくださいね。

 

さて、みなさんはご自身の歯が何本あるか数えたことありますか?

そして「〇〇本!」とすぐに答えることはできますか?

患者さんに尋ねてみると、正確に答えられる方の方が少ない印象です。

 

少し考えながら、

「・・・40本?」

とお答えいただく方も中にはいらっしゃいました。

確かに歯はたくさんありますよね。

 

永久歯は親知らずを抜いて全部で28本あり、上顎と下顎に14本ずつ生えています。 

1本ぐらいむし歯になったところで・・と思わず、全ての歯が健康な状態で、そしてしっかりかみ合うことで、

本来の『噛む』という機能を維持していることを、ぜひ知っていただければと思います。

 

その中でかみ合わせで、特に大事とされている歯が2ヶ所あります。

 

 

1ヶ所目は、前から数えて6番目の歯、第一大臼歯です。

永久歯の中で一番大きく、5~6歳に生えてくる最初の永久歯です。

食べ物を噛む力も一番大きいので、食事をする上で『噛む』という点では最も大切な歯です。

できれば生涯にわたって残してほしい、使えるようにしてほしい歯でもあります。

 

2ヶ所目は、前から数えて3番目の歯、犬歯です。

この犬歯がしっかりかみ合うことで、奥歯に少しだけスペースができます。

そうすることで負担のかかる奥歯を守ってくれる役割を果たしています。

 

また犬歯は歯根と呼ばれる歯の根が一番長く頑丈なので、横揺れに強いです。

奥歯は縦方向の噛む力には強いですが、横方向からの揺さぶられには弱い特性があり、

歯ぎしりなどの左右の動きをするときは、この犬歯が支点となってストッパーの役割を果たしてくれます。

 

 

これらの歯が大事なのはもちろんですが、

28本ある歯は全てかみ合うことでお互いを支えあっているようなものです。

 

心臓は一つしかない。

だから大事と思う方がいらっしゃいます。

 

歯はたくさんあるので大丈夫と思いがちですが、一つの歯を失ってしまうと他の歯に負担がかかり、

かみ合わせも変化してお口全体に影響を及ぼすことになります。

そしてドミノ倒しのように、健康だった歯も失くなってしまいます。

歯は一度失うと元に戻ることはありません。

だから、すべての歯が大切なのです。

 

ぜひ、今あるご自身の大切な歯を数えてみてください!

そして長くお食事を楽しんでいただくために、ずっと健康なお口でいられるように、

日頃のケアや定期的なクリーニングをお勧めします。

お口の中で気になることがあれば、お気軽にご相談くださいね。

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