歯ごたえを楽しむ!歯根膜の役割

みなさん、こんにちは。

新さっぽろライフ歯科です。

 

いよいよ夏の暑さが本格的に厳しくなってきましたね。

スーパーなどでは、北海道の夏野菜がたくさん並び始めました。

道の駅や朝市など地元の新鮮な美味しい野菜を求めて、ドライブされる方も多くいらっしゃると思います。

 

旬の食材を食べる、というのは体にどういう影響があるのでしょうか?

旬のお野菜は、新鮮で栄養価が高いうえ嬉しいことに価格が安いです。

 

夏野菜は「体を冷やす」とよく言われますが、水分やカリウム多く、

体に水分を補いつつ、カリウムの利尿作用により体から熱を出して、ほてった体を冷やしてくれる働きもあります。

そして夏は暑さで食欲が落ちるからか、夏野菜は赤や緑など元気な色が多い気がします。

旬の食材を食事にうまく取り入れ、夏バテしないよう元気に夏を乗りきっていきましょう。

 

 

そんな夏野菜、きゅうり、オクラ、とうもろこし、トマト、などなど・・・

歯ごたえを楽しめる食材が多くありますが、この「歯ごたえ」を感じ取るのには、歯のある組織が関わっています。

 

私たちの歯は、歯茎の上に見える部分『歯冠部』

歯茎の中に埋まっている見えない部分『歯根部』と呼ばれる構造があります。

 

※公益財団法人ライオン歯科衛生研究所HPより

 

歯根の周りは顎の骨(歯槽骨)に支えられていますが、この骨には『歯根膜』と呼ばれる組織がくっついています。

私たちが食事の際に感じ取る歯ごたえは、この『歯根膜』があるからこそなんです。

 

歯根膜は顎の骨にくっついており、噛んだ時の力を吸収するクッションのような役割を果たしています。

また、センサーのような役割も担っているので、噛んだときの硬さ・感触などの微妙な刺激を脳に伝えています。

 

やわらかいものや硬いものの、噛む力加減を分けることができるのも、この歯根膜のおかげです。

 

残念なことに、むし歯や歯周病などのトラブルで歯を抜かなければならなくなったとき、

この歯根膜も歯と一緒になくなってしまいます。

つまり、歯がなくなってしまうと噛む感触も感じられなくなってしまう、ということです。

 

ご自身の歯の健康を守ることはひいては長くお食事を楽しんでいただく、人生を楽しむことに繋がってきます。

 

 

歯が痛い、詰め物がとれている、歯がグラグラするなど、何かしらの症状がある方は、すぐに受診してくださいね。

症状がない方も、最近歯科を受診していない場合は、お口のチェックを受けましょう。

定期的に歯科でメンテナンスを行い、歯の健康のチェックをして、お口の健康を守っていきましょう!

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