歯ぎしり・食いしばり
みなさん、こんにちは。
新さっぽろライフ歯科です。
みなさんにとって、2023年はどのような年でしたか?
コロナ禍での規制が緩和され、外出する機会が増え、人に会う機会も増えたのではないでしょうか。
やはり直接会って会話をし、笑い、共に時間を過ごすっていいですよね。
当たり前の日常に感謝しつつ、またあのような事態が戻ってこないよう努めていきたいと思います。
さて最近一気に気温が下がりましたが、うがいをしたときに歯がしみるということはありませんか?
しみる症状は様々ですが、代表的なもののひとつが『知覚過敏』です。
ひどくなると瞬間的な鋭い痛みを感じ、最近ではしみる症状に悩んでる方が多くいらっしゃいます。
ではなぜ知覚過敏が起こるのでしょうか。
■原因は「歯ぎしり・食いしばり」
噛み合わせの悪さやストレスが原因で「歯ぎしり・食いしばり」は起こります。
自覚のない方も多く、たかが歯ぎしり・・と思われる方も少なくはありません。
しかし、人が物を噛むときにかかる圧力は
*せんべい 10キロ
*フランスパン 30キロ
*歯ぎしり 60~80キロ
と、「歯ぎしり・食いしばり」でいかに歯に強く圧力がかかっているかがわかりますね。
しかも、食事で物を噛んでいる時間はせいぜい10分~20分ですが、
「歯ぎしり・食いしばり」は無意識の間で何時間も続くこともあるのです。
■多くの場合、自覚はありません
これだけ強い力で何時間も噛みしめているのですから
「歯が割れる」「歯がグラつく」などが起こっても不思議ではありませんね。
ときには、あごの関節を痛めてしまう場合もあります。
なかには「私は歯ぎしりなんてしないし、人に指摘されたこともない」とおっしゃる方、
「口をあけて寝てしまうので、くいしばることはありえない」とおっしゃる方もいますが、
歯科医師は口の中や骨格を見ればすぐにわかるものなのです。
それでも信じられない方、「歯ぎしり・食いしばり」の自己チェックをご紹介いたします。
【歯ぎしりのチェック】
・上あごの中央や下あごの内側に骨の隆起がある
・上下の歯の噛む面が平らになっている
・歯の外側、歯肉との境目あたりの歯質が削れている
・ほっぺの内側、歯に接するあたりが白くなっている
・舌のふちに歯形がついている
・あごのエラの部分の筋肉が張っている
・あごの関節が痛い、あごの筋肉痛、肩こりがある
もちろん、「歯ぎしり・食いしばり」をしていても、困った症状が出ない方もいます。
しかしながら軽視していると、歯が割れてしまったり最終的には抜歯をしなければならないこともあります。
歯ぎしりのチェックで気になることがある方は、早めに歯科を受診しましょう。
当院では就寝用マウスピースなど、お口の状況に合った治療を行っていきますので、ぜひご相談ください。