意外と関係ある?花粉と歯のトラブル
こんにちは。
日中は気温が高くなる日もあり、春の始まりが感じられる頃になりました。
もっと暖かくなる日が来るのが待ち遠しいですね。
そんな雪解けのこの時期に気になる方もいらっしゃるのが、「花粉」についてです。

目が痒い、鼻水が止まらない、など…
長年花粉トラブルに悩まされている方も多いのではないでしょうか?
実は、花粉は目や鼻の症状以外にも、歯のトラブルとも関係があると言われています。
今回は、意外にも知らない 花粉による「歯のトラブル」について紹介します。
ー花粉と歯のトラブルの関係性ー
1)副鼻腔炎による歯痛
花粉症によって鼻の粘膜が炎症を起こすと、
鼻の奥にある空洞である副鼻腔も炎症を起こすことがあります(副鼻腔炎)。
特に、上の奥歯の根っこの近くにある上顎洞という副鼻腔が炎症を起こすと、
その炎症による圧迫が上の奥歯に伝わり、歯痛として感じられることがあります。
この場合の歯痛の特徴としては「上の奥歯が痛む」、「安静時にもズキズキと痛む」、
「歯が浮いたような感じがする」といったものがあります。
2)口呼吸による口腔内の乾燥
花粉症による鼻詰まりがひどくなると、口呼吸になりがちです。
口呼吸をすると、唾液が蒸発しやすくなり、口腔内が乾燥します。
唾液には、細菌を洗い流したり、歯を守る働きがあるため、唾液が減少すると、
虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。
3)歯ぎしり・食いしばり
鼻詰まりによる口呼吸は、睡眠中の無意識な歯ぎしりや食いしばりを引き起こす可能性があります。
歯ぎしりや食いしばりが続くと、歯や顎に負担がかかり、歯痛や顎関節症の原因となることがあります。

このように花粉の時期は、直接的な炎症の波及や、間接的な影響によって、
様々な歯のトラブルが起こりやすくなる可能性があります。
もし、歯の痛みや歯茎の腫れなどの症状が出た場合や、少しでも気になることがありましたら、
お気軽にお近くの医院までご相談ください。