当てはまったら要注意!むし歯を作る4つの要素
みなさん、こんにちは。
新さっぽろライフ歯科です。
2023年も残り数日となりました。
皆さまにとって2023年はどのような年でしたか?
コロナが第5類に分類され、少しずつ日常を取り戻した1年でしたね。
2024年も皆さまにとって素晴らしい年になるようお祈りしております。
当院は12月30日~1月3日まで、年末年始のお休みをいただきます。
1月4日より通常通り診療しますので、2024年もよろしくお願いいたします。
さて、年末年始はご家族やご友人とお食事をされる機会が増えますね。
いつもよりお食事の時間が長くなったり、甘いものを食べることも多くなるかと思います。
だらだら食べや甘いものを食べることはむし歯のリスクが高くなるので、要注意です!
『甘いものをばかり食べているとむし歯になりやすい』と聞いたことがあると思います。
むし歯が発症するのは
1.細菌
2.糖分
3.歯質
4.時間
これらの4つの要因が揃ったときです。
つまり、甘いもの(糖分)を控えるだけではむし歯予防としては不十分です。
より確実に予防効果を高めるためには、4つの要因すべてを意識することが、とても重要になってきます。
■細菌
私たちのお口の中には、様々な種類の細菌が存在しています。
それらの細菌のなかにはむし歯の原因になるものが含まれていて、
最も有名なのが『ミュースタン菌』という細菌です。
お口の中に残った食べかすなどに入り込んで、増殖します。
この時に出すネバネバとした物質が歯に付着して、プラーク(歯垢)になります。
プラークは単なる食べかすと思われている方が多いですが、細菌の塊なんです。
ミュータンス菌を減らすために大切なことは、お口の中を清潔に保つことです。
丁寧なブラッシングでプラークを除去し、ミュータンス菌が増えないようにしましょう。
■糖分
ミュータンス菌は増殖するとき『糖分』をえさに増殖します。
実はこの時、ミュータンス菌は『酸』を作って吐き出しますが、
この酸によって歯の表面が溶かされてしまう状態が『むし歯』です。
疲れているときやお菓子が好きな方は、ついつい甘いものを食べてしまいますが
砂糖が多く含まれるキャンディやケーキは、むし歯になりやすいため要注意です。
おやつには、おせんべいやクラッカーといった糖分が少なく、お口の中に残りにくいものがお勧めです。
■歯質
むし歯になりやすいかどうかは、人によって異なります。
違いが生まれる要因のひとつが『歯質』です。
歯質は遺伝によるものや、お母さんのお腹の中にいたときの栄養状態が関係している、と言われています。
しかし『カルシウム』や『ビタミン』などの栄養を乳幼児期からバランスよく摂ることで、
将来作られる永久歯の歯質を強くすることができます。
■時間
歯は食事のたびに、むし歯菌によって溶かされる『脱灰(だっかい)』という現象と
唾液によって修復される『再石灰化(さいせっかいか)』という現象を繰り返しています。
ところが食後の歯みがきが不十分だったり、間食が増えたりすると、むし歯菌が活発な時間が長くなります。
するといずれ修復が間に合わなくなり、むし歯になってしまいます。
食後にしっかりと歯を磨き、間食を控えることは歯を守る大切な行為です。
特に乳歯や生えたばかりの永久歯は、歯質が弱くむし歯になりやすいので、注意深くケアしましょう。
では歯を守るためにどうすればよいのでしょうか。
毎日の歯みがきにも限界があり、どれだけ丁寧に歯みがきをしても磨き残しが出てしまいます。
定期的に歯科に通い検診を受けることで、むし歯や歯周病の早期発見・早期治療ができ、
ご自身の歯を守っていくことができます。
今年はなかなか歯科に通えなかったなと思っている方は、ぜひ2024年は歯科に通ってください。
些細なことでも結構ですので、お困りのことがあればご相談ください。