よく噛む8大効果『ひみこのはがい〜ぜ』

6月は歯の記念日が多い月で、
6月4日は「む・し」と読めることから虫歯予防デー、
4日〜10日は「歯と口の健康習慣」でした。


そんな6月ももうすぐ終わろうとしていますが、
みなさんは日頃、お口の健康を守るためにどのようなことに気をつけていますか?


むし歯や歯周病に悩まされない健康な歯を長く使っていくためには
普段のケアはもちろん必要不可欠です。
そして、歯を丈夫にキープしていくためには「よく噛んで食べること」が大切です。

今回はよく噛むことで得られる体全身のいい影響についてご紹介したいと思います。
 
卑弥呼の時代(弥生時代)は1食で噛む回数が3,990回だったのに対し、
現代の食生活ではなんとその6分の1以下の620回しか噛めていないと言われています。
単純に6倍も噛む回数が昔の方が多かったのは、献立が大きく関係しています。
 
弥生時代の献立の例として挙げられるのは
玄米(もち米)、はまぐりのうしお汁、鮎の塩焼き、長芋の煮物、もろみ、くるみ、栗など。
硬いものもありしっかり噛んで飲み込む必要がありそうなメニューですね。
 
しかし現代の私たちがよく口にするものといえば、
パン、スープ、ソーセージ、パスタなどの麺類、デザートなど柔らかいものがたくさんあります…。
柔らかく食べやすい料理や加工食品が増えたことで、
昭和初期の頃の食事と比べても、現代の食事の噛む回数は半分になってしまっているのです。
 
子供の頃に良く噛んでお口周りの筋力を鍛えておくことで
永久歯がきれいに並び、噛む時にかかる力もバランスが良くなるため、
将来的に歯全体を長く使ってお食事できることにつながります。

よく噛むことにはメリットがたくさんあるのです!
具体的な効果は「ひみこのはがいーぜ」で、ぜひ覚えてくださいね。
 
ひ:「肥満防止」腹の満腹中枢が刺激され、少ない食事で満腹感が得られます。
み:「味覚の発達」食べ物の味はよくわかるようになり、味覚が発達します。
こ:「言葉の発達」口周りの筋肉が発達し、表情豊かではっきりした発音に。
の:「脳の発達」脳の血液が増えて活性化し、記憶力がアップします。
は:「歯の病気予防」むし歯や歯周病を防ぐ「唾液」がたくさん出て歯がきれいに。
が:「がん予防」食べ物に含まれる発がん性物質や細菌をヘラル「唾液」がたくさんでます。
いー:「胃腸快調」消化液の分泌が盛んになり食べ物の消化を助け胃腸の負担を軽くします。
ぜ:「全力投球」力一杯勉強したりスポーツしたりするために必要な丈夫な歯と噛む力がつきます。
 
ぜひ普段口にする食事も選び、「噛む」食生活を意識してみてください!
何かお口の中で気になることがあれば、なんでもご相談ください。

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