お口周りの癖を改善するトレーニング MFT(口腔筋機能療法)

みなさん、こんにちは。

新さっぽろライフ歯科です。

 

今年の夏は本当に暑かったですね。

ここ数日は秋を感じさせる涼しい風が吹き、暑い夏も終わってしまうのかと少し寂しい気がします。

食欲の秋がやってきます。

暑すぎたことにより野菜の生育が悪くなったりと、秋の収穫にも影響が出そうですですが、

いつでも美味しくお食事ができるよう、健康な体と口腔内で過ごしたいですね。

 

さて、今回は『MFT(口腔筋機能療法)』のお話です。

 

歯並び・噛み合わせの乱れは、遺伝の影響というイメージが多いと思いますが、

それだけでなく幼少期の生活習慣も影響していると言われています。

 

 

お子様のお口周りの癖や生活習慣で気になることはありませんか?

 

お口がポカンと開いていることが多い

早食いをしている

やわらかいものばかり食べる

指しゃぶりをしている

猫背

発音が気になる

頬杖をつく

口呼吸をしている

 

このようなお口周りの癖・生活習慣があると、お口周りの筋力のバランスが崩れてしまいます。

お口周りの筋力が弱まり、硬いものが食べられずやわらかいものばかり好むようになります。

やわらかいものを食べることで食事の咀嚼回数が減り、早食いや食事の時間が短くなります。

 

その結果、顎の成長の発達に影響が出て、本来生えるべきところに歯が生えにくくなり、

歯並びが乱れやすくなってしまうのです。

そうなる前に、お口周りの歯並びに関する筋肉の動きを整えてあげることが必要です。

その筋肉を整える訓練法を『MFT(口腔筋機能療法)』と言います。 

 

MFTは「Oral Myofunctional Therapy」の略称で、歯列を取り巻く口腔周囲筋の機能を改善する訓練法です。

このMFTによるトレーニングを継続的に行うことで、正しい歯並びを維持しやすくなります。

 

また歯並びが悪くなることを防ぐだけでなく、食べる・飲み込む・喋る・息をするといった

お口の機能を改善することもできます。

それによって正しい咀嚼や嚥下、発音などが身につき、不用意に歯に圧力をかける食いしばりなどの習慣がなくなります。

 

 

トレーニング方法には、お子様のお口の状態に合わせて様々なトレーニングがあります。

 

・あいうべ体操

・ガムトレーニング

・風船トレーニング

・ベロ周し体操

 

とても地道なトレーニングとなるので、お子様本人だけでなく、保護者の方や私たち歯科医療従事者の協力や工夫が必要です。 

毎日少しずつでも行っていくことで、効果が表れてきます。

 

できるだけ楽しくトレーニングできるようにサポートさせていただきますので、

気になる症状があればいつでもご相談ください。

できるだけ早く取り組むことで、機能改善を進めていきましょう。

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